眠れなくなるほど面白い図解シリーズ「聖書」ざっくり知っておける入門書

レビュー

西洋の占いだったり、絵画や音楽に触れるとき、どうしてもキリスト教が元ネタだったりすると理解しきれないところがありますよね。

お恥ずかしながら私も、タロットの表している場面があまりよく分からずに理解に時間がかかった経験があります。

そんな聖書、本当は聖書そのものを読むのがいいんですが、けっこう難しいんですね。普通に挫折しました。

そんなわけで、聖書の重要な流れをダイジェストでイラストと共に紹介しているこの本、オススメですよ。

眠れなくなるほど面白い図解聖書

この本ですね。眠れなくなるほど面白い図解シリーズ「聖書」。私は本屋さんで並んでいるのを見つけました。

内容としては、旧約聖書の24場面、新約聖書の37場面、トータル61場面をわかりやすく解説してくれています。

旧約聖書は天地創造から始まる物語。6日かけて世界を作り1日休息したというものですね。

アダムとイブ、モーセ、など、なんとなく名前を知っている逸話もあります。

また、旧約聖書はユダヤ教、イスラム教とも共通する部分でもあります。とにかく影響が大きいので、知っておくとさまざまな芸術や映画が深く楽しめるかなと思いますよ。

新約聖書は救世主イエスの物語。世界中に広く根付いたキリスト教は、やっぱり知っておくべきですよね。

基本的に見開きの2ページごとに一つのシーンの説明となっていて、大きく絵画の説明もされているので頭に入ってきやすいですよ。

聖書のことはわかるけど、キリスト教のしきたりはあまり記載なし

聖書はキリスト教の聖典だから、それさえ知ってれば教えは全てわかる?と思うかもしれませんが、そういうわけではないですね。

逸話を解説しているので、例えば、パンとワインは特別なものなんだなとか、羊や羊飼いが重要な役割なんだな、ということはわかります。

そうではない、例えば禁止されている食べ物やお葬式のマナーとか、キリスト教の教えに関することはこの本には記載はないです。(もっとも、キリスト教は食べ物の制限は比較的少ない宗教ですが)

あくまで「聖書」の内容、それも全てを網羅しているわけではなく、大筋が理解できるダイジェスト版と思っておくのがよさそうですね。

気軽に読める分量でおおよそのことがわかるように作られているので、とても良い本に仕上がっています。

聖書の入門におすすめ

なんども見返すことができるので、解説書は一冊は持っておくと良いですね。わかりやすくて入門にはオススメだし、この本だけあれば大抵なんとかなります。

本として持っててもいいし、Kindle版にすれば、いつでもスマホでもタブレットでも見返せるのでそれも良き。楽天koboもありますよ~。グローバルな時代、なんでも知っておくことは大事ですね。

それにしても図解シリーズ、宗教以外にも科学や物理関係もあって、そろえたくなっちゃいますね。

レビュー

Posted by あきひろ